イラストにおけるウォーターマーク
無断転載などへの対策として、禁止的な言葉を加えた半透明のロゴを指します。
特に2024年あたりから、X（旧Twitter）やpixivでこれを加えているイラストが増えました。
AIイラストが大流行している昨今だからこそですね。
自分の絵柄をAIに学習されたくない……その想いをウォーターマークに乗せるわけです。
ウォーターマークと検索すれば、それを仕込んでいるイラストがたくさん出てきます。
フリー素材も増えており、段々とメジャーになってきている感じです。
サイン代わりになるという考え方もありそうですね。
イラストにポンと載せれば良いだけなので、ある意味サインより楽かもしれませんｗ
しかしウォーターマークを入れる際も、留意しておくべきことがあります。
決して万能ではないが入れないよりマシ
ウォーターマークを入れたところで、無断転載されるときは思いっきりされます。
また、透かしを入れてもAI学習を止められるわけではありません。
機械学習の精度も高くなっていますからね。
ロゴを仕込んでも無駄骨に終わってしまうケースは、残念ながら少なくないことでしょう。
イラストの中にあるウォーターマークの存在が、多少の抑止力にはなってくれます。
期待はできないけど、気休めにはなる。
そう割り切った上で入れるのは、大いにアリだと思いますね。
ウォーターマークの作り方
ここからは実際に、どう作っていくのかを解説していきます。
主に以下の内容を入れれば良いでしょう。
- 【無断転載禁止】Do not reupload my art
- 【AI学習禁止】Do not use my art for AI training
- 【作成者の名前】主に『@ハンドルネーム』で表記すると良いかも。
上記3つに加えて『！』マークや『NG』の文字などを目立たせるのも良いでしょう。
特に厳密な決まりはないため、概ね自由に作ってしまってOKです。
要は注意喚起という旨が伝われば良いので。
枠はフリー素材を活用しよう！
自分で一から枠をデザインして作るのも、それはそれで全然アリです。
しかしどうしても時間がかかってしまうんですよね。
満足のいくものができるまで、何日も費やしてしまう可能性は否めません。
Webサイトのプライバシーポリシーと同じですね。
サクッと簡単に作れる方法があるのならば、それを利用してしまうのが一番です。
ウォーターマークの場合は、フリー素材の力を借りましょう！
良さげな枠を借りて、文字を入れて仕上げる……正直これが一番おススメです。
丸い枠パターンを1個は作っておく
一枚絵や漫画など、作品によってピッタリなウォーターマークの形も変わってきます。
丸いスタンプ的なマークならば、割と万能に使える印象を抱きました。
（特に漫画に入れるならシンプルスタンプ型かも？）
飾り気の大きいもの、シンプルなものなど数パターン作っておくのもおススメ！
どうせ入れるなら自分の作品にピッタリなものを入れたいですからね。
いくら確実性がないとはいえ、そこそこちゃんとしたマークを仕込みたいものです。
ちなみに私の場合は、四角い飾り気の大きいものを中心に使っています。
何故なら基本的に一枚絵しか描かないからですね。
あまりシンプル過ぎると、逆になんかショボいなぁと思ってしまったのもあって。
……どっちでもいいよと言われれば、ホントそれまでの話ですがｗ
ウォーターマークの設定
私の場合は、黒一色で作ったマークをオーバーレイで配置するだけです。
（こうすることでイラストに溶け込みつつ、ある程度目立たせることができます）
設定方法は人それぞれ異なってきます。
自分のイラストに馴染むよう、色々と試してみるのが一番ですね。
まとめ
というわけで今回は、イラストのウォーターマークについて語ってきました。
実を言うと、私も最初は一から全てデザインして作りました。
それが以下の画像になります。
クリスタのVer3にて、文字を円形に配置できるようになりました。
その機能も利用しつつ仕上げた感じです。
スタンプ型のウォーターマークと言ったところでしょうか。
飾り気も殆どないシンプルなものですが、かなり気に入っているものではありますね。
頑張って作ったぞ、という気持ちも大いに込めて。
上記で紹介しているサイバー系の枠ですね。
試しに素材をDLして、そこに文字を入れてみたのが以下の結果です。
いや、もうこれで良いじゃん……一発でそう思ってしまいましたねｗ
こっちのほうがカッコいいから尚更だな、と。
何日も悩んで作ったのは何だったのか？
随分と大きな回り道をしてしまった感が半端なかったですね。
まぁ、その何日間も今となっては、かなり楽しかったとは思っていますけどｗ
皆さまも是非、自分にピッタリなウォーターマークを作ってみてください。
サイン代わりにもなるので、作って損はないと思いますよ。
それでは、また(⌒ー⌒)ﾉ~~~
