【ネタバレ】劇場版SPY×FAMILY『CODE:White』の感想(再掲)

この記事は2023年12月26日に、私のpixivFANBOXで公開した記事の再掲となります。
WordPress形式に多少カスタマイズしていますが、内容の変更はありません。

目次

劇場版SPY×FAMILY『CODE:White』の感想

毎度どうも、壬黎ハルキです。
劇場版SPY×FAMILYを見てきたので、今回はその感想を綴りたいと思います。

ある意味、SPY×FAMILYの入門書?

まず今回の劇場版ですが、原作(アニメ)を見ている人も見たことがない人も、普通に楽しめる作品になっています。
むしろ『この映画を見ればSPY×FAMILYという作品が分かる』感じです。
(SPY×FAMILYの入門書とも言えるかもしれませんw)
そう言いたくなるほど、かなり分かりやすく作られていました。

プロローグで(ナレーションも含めて)各キャラの概要と環境の説明。
フォージャー家の家族旅行をテーマに、各メインキャラを総出演させつつ、それぞれ適度にそのキャラ『らしさ』が展開されていました。
知らない人からすれば『へぇー、このキャラはこんな感じなんだ』と思いながら見ることができると思います。
それでいてストーリーは結構ちゃんとしていましたね。
SPY×FAMILYらしいドタバタさも含めてw
予告編では結構シリアスな雰囲気を醸し出しており、実際ところどころで、かなりの緊迫感もあるのですが、割とコメディー的な要素も多かったです。
アーニャはどこまでも変わらずアーニャですしw
ヨルさんの暴走もクスッとさせられますし、ロイドさんとヨルさんのアンジャッシュ的な真剣やり取りもお見事!
何気にトバリさんの出番も多かったですね。
黄昏LOVEを惜しみなく出して、それこそが今回の映画ストーリーのキーカードにもなっているという、個人的には面白いことしてくれるなぁと思いましたw

シリアスの中にコメディもある……クレしん?

後半はアーニャがピンチになりますが、内容的には『映画クレしん的コメディ』に近いと言えるかもしれません。
とある感想まとめサイトにて『クソ映画』と評されていましたが、そういうことねと笑ってしまいました。
まさに言い得て妙だったなと。
それでいてあからさまな下品さがあるようでない。
ちゃんとメインキャラ全員が『真剣勝負』を繰り広げていました。

理想の戦うヒロイン、ヨルさん!

燃えさかる炎の中で、ターミネーター的な男と戦うヨルさん。
その凄まじいアクションはマジで必見!
「弾、当たってないの?」と問いかけたくなるほど、見事に全部躱してましたw
しかしまさか、ロイドさんからのプレゼントが起死回生に使われるとは・・・アレの成分ってそうだったんですね。
流石にこればかりは、男には分からない領域も同然な気がしますw
これも一種の『夫婦』で掴んだ勝利・・・になるのかな?
ヨルさんが意識するロイドさんとの『夫婦らしさ』もまた、最後までブレていなかったのは良かったですね。
まさに理想の『戦うヒロイン』と言えるかもしれません。

本作のラスボス、軍情報部大佐スナイデル

そして、軍情報部大佐のスナイデル。
まさに本作のラスボスに相応しい男と言えるでしょう。

序盤で見せた彼の特徴・・・軍のお偉いさんらしい嫌らしさが際立っていて、正直すぐに忘れ去っていたのですが、まさか『それ』が変装したロイドの正体をすぐに見破るカギになるとは。
ある意味、凄まじいと言える彼の特徴・・・しかし万能ではありませんでしたね。
何せ『他の人はそうじゃない』と言われれば確かにと言えるレベル。
下っ端軍人たちでは、見破れるわけがなかったようです。
それでもスナイデルが強敵であることは事実。危険な有毒ガスが発動した時は、マジでヤバくねと思いましたが・・・まさかのアーニャが大活躍w
たとえ幼子といえど、底力を決して侮ってはいけない。
もしアーニャがいなければ、ロイドさんは本当にやられていたかもしれません。

まぁ、アーニャに関して言えば、やはり中盤の『必死に耐える姿』が全てですがw
それも含めて、捕らわれのヒロインに留まってはいなかったですね。むしろゲストキャラである軍のオジサンたちを振り回していましたしw
ていうか・・・何だよあの神様? コメディにも程があるだろw
しかも声が千葉繁さんだしw

下手な家族よりも『家族』しているフォージャー家

こんな感じで要所要所にコメディ要素が散りばめられてはいましたが、一歩間違えればバッドエンドな部分もかなり多かったです。
まさに劇場版ならではの緊迫した展開は、素晴らしいと言えるのではないかと。
無論、ラストはフォージャー家らしいトゥルーエンド。
偽装家族ではあるけれど、下手な家族よりもちゃんと『家族』をやれている。そんなファミリーの姿が、ふんだんに込められていた二時間弱でした。

見ていて飽きることもなく、エンディングまであっという間でしたね。
ロイドさんやヨルさんの正体は、相変わらず互いにバレないままですけど、バレててもおかしくないような動きはしてるんですよね。
それも相変わらずという一言で済ませられそうではありますが・・・w
あと、もじゃもじゃさんことフランキーが、しっかりエンディング後のオチに使われていて笑っちゃいました。
『あ、そういえばいたね、この人・・・』みたいな感じでw
総じてなかなか面白かったです。
シンプルなストーリーで、それぞれのキャラの個性を活かし、シリアスとコメディを上手く使い分けつつまとめ上げている。
なんとも『SPY×FAMILYらしい』映画作品だったと、私は思いましたね。

まとめ~主題歌はマジで神!

・・・最後に、主題歌がマジで『神』です!

Official髭男dismさんのSOULSOUP!
予告編を見た時からヤバいと思い、注目していました。
OPで流れるのかと思いきや、歌なしの別音楽でいきなりスタート。そのままEDは、星野源さんの『光の跡』が流れ、しっとりとした黒い背景のエンドロール。
あれ? SOULSOUPは予告編だけなのかな?

と思っていたら流れましたよ! 光の跡が流れ終わった直後に!!

映画館で聞くと、また一味違うスープが楽しめるw
アーニャのダンスを見ながら聞くのも、またオツなものを感じました。
SOULSOUPはマジで名曲! Amazonで早速買っちゃいましたw

曲も含めて、劇場版SPY×FAMILY・・・個人的にはマジで『当たり』でした!
他の人におススメできるアニメ映画の一つになりそうです。

それでは、また(⌒ー⌒)ノ~~~

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