【ネタバレ】映画ゆるキャン△を見てきた感想(再掲)

この記事は2022年7月6日に、私のpixivFANBOXで公開した記事の再掲となります。
WordPress形式に少しカスタマイズしていますが、内容の変更はありません。

目次

映画ゆるキャン△の感想

毎度どうも、壬黎ハルキです。
本日、劇場版アニメ『映画 ゆるキャン△』を見てきたので、今回はその感想を綴っていきたいと思います。

上手く落とし込んだ映画ストーリー

まず第一に思ったのが、アニメと原作の『違い』を、上手く映画ストーリーに落とし込んだなぁという点ですね。
アニメのクレジットでは各務原なでしこがトップとなっていますが、原作においては志摩リンが語り部となっており、ダブルヒロインでありながらも原作とアニメで少しばかり違いがあるわけです。
(ウィキペディアでも人物紹介はリンがトップとなっていますからね)
EDクレジットで、トップがなでしこなのは変わらずでしたが、映画ストーリーの主軸は完全にリンとなっていました。
OPの中で社会人となったリンちゃんの通勤する姿は、ある種の必見かなと。
すし詰めの満員電車に揺られる姿が、OPテーマと沿ってる感じがして、ちょっと笑えてしまいますw
それでいて、完全にリンだけの視点かというとそうでもなくて、ちゃんと他のキャラの視点も多く展開されてましたね。
特になでしこは多め。
ちゃんとダブルヒロイン(主人公)の片割れとして、リンちゃんを動かすための原動力的な存在として、特に際立っていたと思います。
あおいと千明は二人に比べると少なめだけど、ストーリー展開における重要なポイントを描写している感じ。
恵那ちゃんはちょっと浅めだったかな?
とりあえず、おじいちゃんになっても『ちくわ』はかわいいw

アニメシリーズはチェックすべし!

その次に思ったのが、アニメをチェックしておいたほうがより楽しめる点ですね。
リンが取材でキャンプ場を巡るのですが、このキャンプ場・・・アニメでリンが訪れた場所を順々に回っているのです!
描写は三ヶ所くらいでしたが、他にも行っている可能性はありそうですね。
バイクで本栖湖のキャンプ場に訪れるシーンは、ファン必見の一つじゃないかなと。
アニメ第一期と第二期に登場したメインキャラクターが、それぞれしっかり登場していたのもGOOD。
ただ、なでしこの姉の桜さんが、映画の時点で何をしているのかが全く描写されていなかったのがちょいと残念。
どうやら結婚とかはしていないようでしたが、果たして・・・?

映画のなでしこたちは社会人!

そして最後にストーリー全体ですね。
まず社会人であるが故に、数ヶ月単位という長い期間を駆け抜ける感じです。
本編ではまだ高校生であるなでしこたち。故にストーリー内の時間の流れも非常にゆったりとしているものです。
(13巻の時点で、1巻からまだ数ヶ月程度しか経ってないんですよね・・・w)
しかし映画ではあっという間に数ヶ月が経過します。
キャンプ場を作るために集まれるのは、主に週末の休みのみ。それぞれが違う場所で仕事しているのですから、当然と言えば当然です。
それがコンスタントに展開されていくから、時間もどんどん流れてゆく。
リンがバイクで訪れる・・・ということはもう翌週になったのか、みたいな感じ。
なんてゆーか・・・大人の流れる時間を表してるなぁと思ってしまいましたねw
子供の十年はとても長いけど、大人の十年はあっという間。
アニメ本編をチェックしているからなのか、よりそれを感じた次第です。

それぞれの仕事関係もリアルな描写

あと、それぞれの仕事の都合についても、描写がかなりリアルでした。
あおいちゃんの勤める小学校が閉校するシーン。
詳しい描写はありませんでしたが、恐らく生徒数の減少による統合でしょうね。
田舎町に限らず、日本全国における『あるある』の一つな気がします。
あおいちゃんの『うそやでー』もまた、大人版らしさが出ていたと思いました。
リンの出版社のシーンもなかなかでしたね。
企画をプレゼンしてボツになる。会社の先輩さんと編集長のキャラもまた、色々な意味でリアリティがあって、個人的にはいいと思いましたw

千明の職場は、今回の映画ストーリーのキーパーソンでもありますね。

だからこそなのか、より深い『大人の事情』とやらが全面的に出ていたかなと。
それもハラスメント的なものや、無茶ぶり的なものとかでも(全くないわけじゃないが)なく、事情が事情なだけに致し方ないと思えそうなものであり、それぞれが大人になったからこそ『引くしかない』と判断した場面。
年齢とともに精神的にもそれ相応に成長してるんだなぁと思える半面、なんともいえない歯痒さも出ていたのもまた、今回の映画ならではと言えそうな感じです。
とは言え、あくまでこれはフィクションかつアニメの映画。
そのまま泣き寝入りするはずがありません。というかあってはいけません。

だからなでしこたちは、再び動き出すわけです。

たとえ大人になってからでも、諦めずに泥臭く立ち上がってもいいんだという、ある種の教えとも言えそうな気がします。
まさかあの『じゃんけんロボット』が、あんなオイシイ活躍をするとは・・・。
あれは正直、ちょっとカッコよかったなぁ。
ゆるキャン△らしさも出てたしw

なでしこたちは大人に……でも割と変わらない

唯一、仕事面で平和を貫いていたのはなでしこでしたね。
(恵那も恐らく同じですが、描写が殆どなかったのでここは割愛)
女子高生たちに(色々な意味で)先輩である彼女が優しくアドバイスする姿もまた、なでしこが大人に成長した証と言えるでしょう。
自分の経験談を元にお客さんと話す。なでしこらしい接客姿もまた必見です♪
また最後の最後で、リンちゃんの『愛車』が登場するとは予想外でしたw
流石に本編から長い時間が経過しているため、年季の深さは相当なものでしたが、それを感じさせないほどのパワーは、実にお見事の一言!
やっと出番が来たか・・・そんなことを思ってたんじゃないかなと。
そんなふうに思えてさえ来ますw

そして迎えるハッピーエンド!
ワイワイと楽しむ皆さんを見下ろしながら、最後はメイン5人でのトーク。
ラストのセリフは、リンの『お決まりの一言』でした。
まさにリンで始まりリンで終わる・・・実にゆるキャン△らしい締めだったかと。

ある意味……完結編かも?

ある種、ゆるキャン△の完結編と言っても良さそうな出来栄えでしたね。
しかし日常アニメであることに変わりはないため、社会人編という形で、第二第三の映画も作れるのでは?
(アニメ本編が学生編、映画が社会人編みたいな感じで・・・w)
正直ちょっとばかし、そんな期待もしたくなっちゃってますね。
それくらい今回の映画は良かったということです。

折角だからパンフも買おうかなぁと思ったら、しっかりと売り切れでしたw
限定版も通常版も両方です。
・・・パンフに限定と通常があること自体驚きでしたけどね。
入場者特典のコミックス13.5巻は、ちゃんともらうことができました!
書き下ろしの短編も面白かったですよ♪
数量限定らしいので、欲しい方はお早めに。

まとめ

というわけで、映画ゆるキャン△の感想でございました。
かなりの長文となってしまいましたが、それだけいい内容だったということで、アニメや原作が好きだという方は、本当に一見の価値アリですよ!
上映時間は2時間と長めではありますが、割とあっという間でした。
ゆるキャン△のコミックス、まだ12巻と13巻読んでないので、まずはそれをチェックしなければなぁと、薄々思っている次第ですw

それでは、また(⌒ー⌒)ノ~~~

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